ついに復活したamigoのＦＣ３Ｓ。
平成元年式　ＦＣ３Ｓ　ＧＴ−Ｘ　→　平成３年式　ＦＣ３Ｓ　ＧＴ−ＬＩＭＩＴＥＤへと変わりました。

某ネットオークションにて出品されていたＦＣを購入したのです。
はっきりいって「ネットオークションで車を買う」ということに対してすごく不安がありました。
普通に考えたらどこの誰だかわからない相手から車を買うということはかなりのリスクだと思います。
でも、相手の方はとても良い方で本当にＦＣのことを大事にしていたということが分かりました。
そして購入に至ったわけです。

その新しいＦＣ３Ｓですが、はっきり言って機関類の状態は申し分ない位良好です！
ブーストアップ、冷却強化、足回り強化などなど、どこを取っても前のＦＣよりは状態は良いです！
ただ、外装類が少し色あせが激しかったので、半分くらいは磨きをかけて綺麗にしました。
まだ半分は磨き切っていないので、ゆくゆく時間を見つけてリフレッシュしていきたいと思っております。

気になる乗り味の方ですが・・・

ファーストインプレッションは「？？？」でした(笑)
アクセルを踏み込むと、「前のＦＣより遅い？？？」というのが最初の印象でした。
仕様としては当然前より馬力は出ているはずなので遅いはずはないのですが、遅く感じました。
乗っているうちに分かったのですが、先代ＦＣと比べてパワーの出方が滑らかなので遅く感じたのでした。
先代ＦＣは低速が弱く、（ロータリーの宿命）ある程度回転が上がるとドカンとパワーが出るような感じ
だったのに対し、今のＦＣは低速でもある程度トルクもあり、そのままスーっとパワーが出る感じです。
また、先代ＦＣより足回りがよいので安定性が高く、それゆえスピードの乗っていることに気づかなくて
遅く感じていたのかもしれません。
実際に１００ｋｍ/ｈ出ているときの車体の安定性は今のＦＣの方が数段上です。
スピードを出しても安定しているためスピードを出している感覚が少ないのです。

しかし、このＦＣの真骨頂はこんなものではありませんでした。
ステアを切った瞬間に「え！？」と思いました。
明らかに旋回能力が違います。遊びが無いというか何と言うか、ステアを少し切るだけで車が曲がるような、
本当にスパッと曲がってくれます。
初めてＦＣに乗った時の感動が甦りました！初めて走ったＦＣで感じた「これぞコーナリングマシン！！」
と感じたあの驚きと感動が心の中から噴出してきました。
本当に鋭く曲がる為、自分が思い描くラインのさらに内側を車が通るような感じがします。
ステアを切ると何の抵抗も無くクルリとよく曲がってくれる車です。
それと共にあまりに曲がりすぎて限界が分からない為「怖い」というのが今の感想です。
まだまだ乗りこなすには時間がかかりそうです・・・

車高が低い為、入り口が坂になっている我が家のガレージに入らないのがたまに傷ですが、
それ以外は本当の申し分無い位にとても素敵な車になっています。
あとは、前のＦＣにつけていたＦＤ１６インチキャリパーを移植することと、外装のリフレッシュ及び
内装のリフレッシュ、さらに純正置き換えタイプのインタークーラーに交換することが当面の目標です。
基本的には純正+α仕様でいくつもりです。
それ以上の仕様にしても乗りこなせる自信が無いので…（今でさえ持て余し気味ｗ）
なるべく調子良く長く乗りたいので、いたずらにパワーを求めず、扱いやすさと車に対する攻撃性を減らすこと
を目標に乗っていこうと思っております。

新しいＦＣ３Ｓと共に、これからも走り続けたいです。

最後に、ＦＣの前オーナーのＫさんへ。
本当に良い車を譲って頂いてありがとうございました。最初は不安もありましたが、何度も電話でやり取り
しているうちに本当に信用できる人だと分かり、また車のことも詳しく色々教えて頂いてありがとうございました。
東京と奈良、距離は遠いですが、ＦＣを通じて知り合うことができて本当に良かったです。
お互い新しい車で一緒に走れる日が来ることを楽しみにしております！

新しいＦＣ３Ｓ