FC3Sという車について

 スポーツカーが好きになったのは、自分でもごく当然だと思う。

高校生の頃、友達の影響でバイク好きになり、卒業したのちもずっとバイク一筋でした。

「バイクはクルマより速い!速くカーブが曲がれる」「俺はクルマには乗らない」って思って
高校の頃からずっとバイクを乗ってました。かれこれ3年はひたすらバイクに乗ってました。
雨の日も、風の日もずっと街行く車の横をすり抜けながら、「車って遅い乗り物だな。」って
思っていました。

 最初はHONDAのNS−1という50ccのミッションを乗っていました。これは決して速くは
無かったけれど、それでも最高時速100キロは出るバイクでした。その後自動二輪免許
を取ってから、YAMAHAの
TZR250(初期型1986年式)に乗っていました。
このバイクが恐ろしくピーキーで、低回転は全くダメなのに、高回転の加速は暴力的でし
た。正直言って乗りこなせていなかったですね。

直線は速くてもコーナーでは怖くて速くは曲がれませんでした。
 その後SUZUKIの
バンディット250(1995年式)に乗り出しました。このバイクはなかな
か乗りやすく、自分のレベルというかスタイルに合っていたように思います。

タイヤをハイグリップタイヤに交換しただけでものすごく面白くなって、コーナーも思い切り全
開で走れて、直線もけっこう速い。ほんとにバイクの方が車より速いって思ってました・・・
 
 その後自分の車を買おうと思った時、やはりスポーツカーしか考えられませんでした。普
通の乗用車なんて遅いだろうし、スポーツカーだったらバイクのように走れるかな?と思って。

そしていざどの車を買うか?という段階の時、なぜかRX−7しか考えられませんでした。
雑誌や漫画で必ず
コーナリングマシンという言葉で比喩されていたRX−7という車に興味
があり、「本当にそんなに速いのか?本当にコーナリングマシンなのか?じゃあ乗って確か
めてやろう」と思ったのです。そして
FC3S(1989年式)RX−7乗り始めました。

 初めてFCに乗って山へ走りに行った時の印象は忘れられないですね。それまで車といえ
ば家にあった軽四の
ワゴンRか1500ccのミラージュのセダン位しか乗ったことがありませ
んでした。まあどちらにしても所詮は乗用車。コーナーではロールはするし、ちっとも曲がっ
てくれないし、加速もかったるいし・・・
 そしていざFCに乗って近所の山へ軽く走りました。
 さすがに加速は今まで乗った車とは比べ物にならなかったですね!アクセルを床まで踏み
つけるとロータリーエンジン特有のモーター音みたいな音が響き、「ウイィーーン!!」と一気
に○20キロは出ていました。ものの4,5秒の間にですよ?
体がシートに押さえつけられ、視界が狭くなり、怖くてすぐにアクセルから足を離しました(笑)
 それよりも圧巻はコーナー。ハンドルを切ると信じられない位にスパッと曲がってくれたまし
た。普通の乗用車ってかったるいような曲がり方をするけど、そんな感じじゃなくて、ハンドル
を切れば切っただけ車が曲がる!!地面に吸い付くような曲がり方でした。

 
「これがコーナリングマシンか!!(^0^*」
と実感しましたね。本当に速くて、バイクのような乗り味だなって思ったことを覚えています。
 その当時はコーナーで曲がれない気がしなかったですね(そんなにスピードが速くなかった
からだと思うけど 汗)。
 少々スピードが出ていてコーナーに飛び込んでも、ハンドルさえ切れば曲がるって思ってい
ました。それくらい強烈な印象でした。


 
それ以来FC3S
というクルマにドップリはまってしまいました。
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